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2017年8月8日火曜日

Windows Updateが失敗する問題の対処法

 Windowsの機能拡張やセキュリティ更新などシステム管理には必須のWindows Updateですが、ごくまれに更新中に失敗すると何度やっても更新できなくなることがあります。
 これまでのMSP(個別の更新プログラム)なら、Microsoftカタログから更新プログラムをダウンロードしてきて手動で更新したり、DISMを使ってクリーンナップすることで大体問題が解決するのですが、最近良くWindows Updateで見かける「品質ロールアップ」は若干事情が違うようです。

■対処法

 Windowsの更新プログラムは通常MSPファイルが使用されますが、品質ロールアップではMSUファイルが使用されます。
 MSPファイルによる更新の場合は「DISM」を使ってから、再度Windows Updateを実行したり手動で更新プログラムをインストールすることで大体の問題が解決します。
 MSUファイルによる更新の場合は「システム更新準備ツール」を使って解決させます。

■DISMを使う

 更新プログラムがMSPファイルだった場合、DISMを使ってクリーンナップをした後にWindows Updateを再実行します。もしくは、手動で更新プログラムをインストールする方法もあります。
  1. コマンドプロンプトを起動する
  2. 管理者権限を使ってコマンドプロンプトを起動します。
  3. DISMを実行する
  4. DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
    
  5. SFCを実行する
  6. sfc /scannow
    
  7. 再度Windows Updateを実行
  8. 再度Windows Updateを実行します。もしくは、Microsoft Update カタログから更新プログラムをダウンロードして手動でインストールします。

■システム更新準備ツールを使う

 更新プログラムがMSUファイルだった場合、システム更新準備ツールを使って問題を解決します。
  1. システム更新準備ツールをインストール
  2. システム更新準備ツールをダウンロードしてインストールします。
  3. 更新プログラムのダウンロード
  4. Microsoft Update カタログから問題のある更新プログラム(*.msu)をダウンロードする。
  5. ファイルをコピーする
  6. 「%SYSTEMROOT%\CheckSUR\packages」ディレクトリを作成し、そこに更新プログラムをコピーします。
  7. システム更新準備ツールを実行する
  8. システム更新準備ツールを実行します。

※注意

 ここでの説明はかなり省略している部分があります。例えば、システム更新準備ツールを使った出順の場合、作業1の前に問題のある更新プログラムを特定する作業があります。
 上手くいかない場合は下記の参考資料をご覧ください。

■参考資料


MSPファイルとは

 MSI(Windows Installer)でインストールされたプログラムの一部もしくは全ての設定やファイルを、修正または更新されたものに書き換えるためのパッケージです。通常「修正プログラム」や「更新プログラム」などと呼ばれています。

MSUファイルとは

 簡単に説明すると複数の更新プログラムをひとつのファイルにまとめたもので、Windows Updateスタンドアロン インストーラーというプログラムに関連付けられています。
 詳しくはこちらをご覧ください。

Microsoft Update カタログ

Microsoft Update カタログを使うと、Windows Updateの更新プログラムをダウンロードして手動でインストールする事ができます。更新プログラムには通常「KB○○」という番号が振られていますので、これを使って検索することが出来ます。ちなみにKBは「Knowledge Base」の略です。

2014年2月28日金曜日

Word2010・2013が急に遅くなる時の対処方法

 以前、Word2010・2013が遅い時の対処方法を書きましたが、その対処をしていても急にWordが遅くなり始めることがあります。
 この原因と対処方法について説明します。

症状

 Wordを起動して文章を編集していると急に動きが遅くなる。

原因

 おそらくWordの自動バックアップ機能が保存時のファイル形式にdocxを使用していることが原因と思われます。
 このため自動バックアップがとられるとそれ以降動きが遅くなります。

対処方法

 自動バックアップを無効にする。

副作用

 この対処法をとることで自動バックアップが取れなくなりますのでご注意ください。

2014年1月20日月曜日

Word2010・2013が遅い時の対処方法

 MS Word 2010・2013を使用していて数ページ程度の文章を書く分には問題がないのですが、十ページ以上の文章で且つ表などを使用すると異常なほど遅くなってきて使い物にならなくなることがあります。
 この現象の原因と改善方法について説明します。

症状

表を作成して文字を入力したり、特にコピーした文字を張り付けると数秒間フリーズする。
全体的に表示速度が遅くなり、マウスホイールなどでスクロールしたり拡大縮小すると急激に移動したり倍率が変更される。

原因

 Word2007から採用された新機能(拡張子「docx」のファイル形式で保存される)を使用することによって発生する。

弊害

この対処方法に対する弊害として新しく追加された機能が使用できなくなります。
この一例として次のようなものがあります。
  • SmartArt
  • 新しい形式の表
  • 新しい形式の図形
  • 新しい形式に数式
このほかにも存在すると思いますが、個人的にまったく使用しないため不明ですので、使用状況に合わせて確認してください。

対処方法

ファイルの保存時にファイルの種類で「Word97-2003文章」選択して保存することで対処できます。

ファイル保存時に変更する

 ファイル名を付けて保存する際に、ファイルの種類から「Word97-2003文章(*.doc)」を選択して保存します。
ファイル保存ダイヤログ

標準の保存形式を変更する

リボンから「ファイル → オプション」を選択しオプションダイヤログを表示し、保存の中にある標準のファイル保存形式から「Word97-2003文章(*.doc)」を選択する。
オプションの設定
別の問題この対処法をとっていてもWordを使用していると急に遅くなることがあります。これについては別の投稿で説明します。

2013年10月7日月曜日

Lightning2.6とGoogleカレンダーの同期

 以前公開したThunderbird+LightningとGoogleカレンダーの同期の方法ですが、GoogleのCalDAVアドレスの仕様が変更されているようです。
 ある日突然カレンダーの同期ができなくなり、たまに同期がとれなくなることがあったのでまたそれだろうと思い4、5日放置していたのですが一向に改善される様子もないので、いろいろと調べてみると、どうもGoogleのCalDAVの仕様が変更されたらしいということがMozillaのブログに公開されていました。
 ここの説明では、新しいCalDAVのURLに変更する方法が紹介されています。

■対象

  • Thunderbird バージョン24以降
  • Lightning バージョン2.6以降

■新しいCalDAVのURL

 新しいCalDAVのURLは次の通りです。
https://apidata.googleusercontent.com/caldav/v2/[カレンダーID]/events
 カレンダーIDにはデフォルトのカレンダーではGmailのアドレスと同一「<アカウント>@gmail.com」のものが利用されます。新たに追加したカレンダーに関しては 「<長い英数字>@group.calendar.google.com」となります。
 カレンダーIDはGoogleカレンダーの設定を開くと下図の位置に表示されています。
カレンダーIDの場所
 Gmailアドレスが「abc@gmail.com」だった場合、CalDAVのURLは次のようなアドレスになります。
https://apidata.googleusercontent.com/caldav/v2/abc@gmail.com/events

■問題点

 この記事の執筆時(2013年10月7日)の状態では、Lightningに問題があるためCalDAVによる同期が実質的に利用できない状態になっています。
 このことについてはMozillaZine.jpのフォーラムで取り上げられており、一応修正パッチもリリースされているようです。
 とりあえずパッチの当て方が面倒そうだったので手動でパッチを当てたところ、現時点では正常にカレンダーが見れる状態になっています。親切な方がすでにパッチを当てたソースも公開されていますが最悪動作しなくなりますので、パッチを当てたりソースを置き換えたりするのが難しい方は無理せずバージョンアップを待ったほうが無難だと思われます。

■参考

Mozilla Calendar Project Blog
Google Developper's

2013年5月22日水曜日

Thunderbirdのアカウントが破損したときの対処法

 Thunderbirdのアカウント情報が破損すると、送受信メールや設定内容がすべて削除されたような状態になります。
 ここでは破損したプロファイル情報の復旧方法の一つを説明します。

■症状

 起動したときにアカウントの作成を求められ、送受信したメールの履歴やアカウントの設定が初期化されたような状態になります。
起動すると初期状態に戻っている

■原因

 アカウント情報が保存されている"prefs.js"ファイルが何らかの事象によって破損することで発生するようです。"prefs.js"ファイル内を見ると、アカウントに関する情報が欠落していることがわかります。
 ファイルが破損する原因については不明です。

■条件

  • ”%AppData%\Thunderbird\Profiles"以下にある破損したアカウント設定ファイル"prefs.js"のバックアップがあること
  • 初期化された原因が"prefs.js"の破損であること
    "prefs.js"ファイルを開いて次の行があるかどうかで程度判断できると思います。
    user_pref("mail.server.server〇.name", "〇〇〇〇");
    ※ "prefs.js"を開いた際に内容を変更しないよう注意してください。

■対処法

  1. Thunderbirdを終了させます。
  2. 次のフォルダにある"prefs.js"ファイルを、正常に動作していた時のバックアップファイルと置き換えるます。
  3. %AppData%\Thunderbird\Profiles\<プロファイルフォルダ>
  4. Thunderbirdを起動させます。

■注意

 ここでの対処法はThunderbirdのアカウント設定情報が保存されている、"prefs.js"ファイルを正常な時にバックアップしたファイルに置き換えるという方法をとります。
 必ず成功するということでもないようですので事前にバックアップを取ってから作業するようにしてください。

2013年5月9日木曜日

Windows7のショートカットの名前が~(2)になる

 スタートメニューやタスクバーにショートカットを登録する機能は、常に使うアプリケーションが同じ場所に表示されるので非常に便利で使いやすいです。
 筆者もシステム管理をする関係で非常に多くの種類のアプリケーションを使うので、タスクバーに15個程、スタートメニューに10個程を登録しています。 非常に便利な機能なのですがごくまれに問題を起こします。

 それが今回紹介するショートカットの名前になぜか「(2)」が追加されます。中の数字は3以上になることもあるようです。

■症状

 ユーザーが登録したスタートメニューやタスクメニューのショートカット名に「(2)」が追記される。たとえば「メモ帳」の場合、「メモ帳(2)」となる。

■原因

 同じ名前のショートカットが2つ以上登録されると、名前が重複しないようにショートカット名の後ろに自動的に「(2)」「(3)」…といった具合で数字が追記されるようになっています。
 何らかの原因でショートカットが表示されなくなり、さらにショートカットを登録すると上記のルールにのっとって「(2)」が追記されます。
 ちなみに、ショートカットが表示されなくなる原因については不明です。自宅のPCでは発生したことがないことから、ドメインがらみのリダイレクションなどが関係している可能性があります。

■解決方法

 解決方法は次の場所から表示されなくなったショートカットを削除して、ショートカットを再登録することで解決します。
 登録されている場所は、WindowsXPでクイックメニューのショートカットが登録されていたところに近いですが、また仕様が変更されているようです。

スタートメニューのショートカットの場所

%AppData%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\StartMenu

タスクバーのショートカット場所

%AppData%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar
  1. ショートカットが保存されている場所をエクスプローラで開く
    上記の場所をエクスプローラにコピー・ペーストすると簡単です
  2. スタートメニューやタスクバーに表示されないショートカットを選択して削除する
  3. スタートメニューからショートカットを再作成する

2013年2月25日月曜日

Adobe Readerをグループポリシーを使ってクライアントに一斉配布する方法

 社内のシステム管理をしているとクライアントのアプリケーションの更新に頭を悩ませることが多くなります。特にPCの台数が10台未満であればそれほど問題にならないのですが、ある程度まとまった台数になってくると特に更新頻度の高いソフトウェアでは非常に多くの時間が浪費されてしまいます。

 そこでWindows Serverを利用しているとグループポリシーを使って、インストーラ(MSIファイル)を自動的にすべてのクライアントに割り当てる方法について説明します。
 また、Adobe Readerの更新のようにmspファイルで配布される場合、グループポリシーのソフトウェア インストールでは更新できません。そこでスタートアップスクリプトを使用して更新する方法についても説明します。

■手順

  1. 再配布可能なAdobe Readerのインストーラを入手する
  2. インストーラからMSIファイルを抽出する
  3. グループポリシー「ソフトウェア インストール」に登録する
  4. グループポリシー「シャットダウン スクリプト」に登録する
  5. Windows XPの対策

■説明

設定手順は次の通りです。

1. 再配布可能なAdobe Readerのインストーラを入手する

 Adobe Readerを一斉配布するには、次のサイトから申し込みをして再配布可能なAdobe Readerを取得手に入れる必要があります。

2. インストーラからMSIファイルを抽出する

 AdobeのサイトからダウンロードしたインストーラファイルはEXE形式のため、そのままではグループポリシーで利用することができません。
 Adobe ReaderのインストーラからMSIファイルを取り出す必要があります。
  • インストーラファイルに”-nos_ne”のオプションをつけて実行する
  • 実行後、WindowsVista/7の場合「%ProgramData%\Adobe\Setup」に、WindowsXPの場合「%ALLUSERSPROFILE%\Application Data\Adobe\Setup」に保存されている、「AcroRead.msi」ファイルと「Data1.cab」ファイルを取り出す。
詳しい説明は次のサイトを確認してください。
Adobe Reader のMSI インストーラーを企業内配布用に抽出する

3. グループポリシー「ソフトウェア インストール」に登録する

 ドメインに参加しているクライアントのシステムがアクセスできる共有フォルダ(たとえば「\\ドメイン名\SYSVOL\...」など)に抽出したファイルを保存する。
 ドメインポリシーの「コンピュータの構成 → ポリシー → ソフトウェアの設定 → ソフトウェア インストール」を開き、メニューの「操作 → 新規作成 → パッケージ」から登録を行います。

4. グループポリシー「シャットダウン スクリプト」に登録する

 mspファイルに関してはソフトウェア インストール ポリシーが利用できないため、グループポリシーのスクリプトを利用します。
 また、スタートアップ スクリプトを使用しても同じことが実現できますが、PCが使用できるまでに時間がかかるため、ここではシャットダウン スクリプトを利用した例を説明します。
 ドメインポリシーの「コンピュータの構成 → ポリシー → Windowsの設定 → スクリプト → シャットダウン」を開きスクリプトを追加する。
 実行するファイルは「msiexec.exe」でパラメータには「/p "ファイル名.msp" /qn」という形で入力します。
 今回の例では次のようになります。
スクリプト名: msiexec.exe
パラメータ: /p "\\domain\SYSVOL\domain\scripts\Acrobat\AdbeRdrUpd11001.msp" /qn
スクリプト名: msiexec.exe
パラメータ: /p "\\domain\SYSVOL\domain\scripts\Acrobat\AdbeRdrSecUpd11002.msp" /qn

 5. Windows XPの対策

 これらのポリシーをWindows XPに適用しようとすると、インストールが実行されないことがあります。この場合Windows XPにパッチを適用する必要があります。
WindowsXPにWindowsServer2008のグループポリシーを適用する

2013/5/28 次の内容を修正しました

  • スクリプトを「スタートアップ」から「シャットダウン」に変更し、合わせて挿絵を変更しました。
  • 手順4のスクリプトのパラメータから「reinstall=all reinstallmode=vomus」を削除しました。

Windows XPにWindows Server 2008のグループポリシーを適用する

 Windows Server 2008以降のドメイン環境でWindows XPクライアントを使用していると、一部のグループポリシーが適用されないことがあります。
 適用されないポリシーの中には次のようなものがあり、ほかにもいろいろとあるとは思いますが利用するとかなり便利なものも含まれています。

適用されないものの例

  • ネットワークドライブの割り当て
  • ソフトウェア インストールの割り当て
  • など

■説明

  これらのグループポリシーはWindows Server 2008になってから追加されたもので、Windows XP発売時点では含まれていなかったポリシーです。これらのポリシーをWindows XP上ででも正しく機能させるためのパッチがMicrosoftから提供されています。
 このパッチをWindows XPに適用することでWindows Vista以降と同じようにポリシーを適用することができます。

 WindowsXPのサポート終了が1年ちょっとという時期になって今更ではありますが・・・

2012年10月16日火曜日

「Windows セットアップはこのコンピューターのハードウェアで動作するように Windows を構成できませんでした」の対処方法

 初期のWindows7のインストールCDでPCをセットアップしようとすると、下記のようなエラーが出てセットアップが途中で失敗してしまいます。
 原因は適切なストレージドライバが見つからないことのようですが、インストール途中にドライバをインストールすることで回避することができます。
 その対処方法についてまとめておきます。

■エラー

Windows セットアップはこのコンピューターのハードウェアで動作するように Windows を構成できませんでした

■対処方法

 対処方は次の通りです。
  1. Intelから最新のストレージドライバをダウンロードする
  2.  http://www.intel.com/support/chipsets/imsm/sb/CS-031502.htm
  3. USBメモリにドライバを保存する
  4. Windowsのインストールを開始する
  5. 「Windowsのインストール場所を選択してください」で「ドライバの読み込み」をクリックし、先ほどのドライバを読込む

■参考サイト

詳しい内容はこちらを参考にしてください。

Windows 7 ベースまたは Windows Server 2008 R2 ベースのコンピューターでのインストール エラーの「Windows セットアップ Windows コンピューターのハードウェアを構成できませんでした」

2012年10月2日火曜日

ThunderbirdのLightningでGoogleカレンダーを同期する方法

 Lightningは、Thunderbird内で予定管理ができる便利なアドオンですが、これをさらに便利にするためにGoogleのカレンダーと同期する方法について説明します。
 Googleカレンダーと同期することで職場や自宅、スマートフォンなどで同じ予定を使うことができるのとても便利になります。

■新しい同期の方法

 GoogleカレンダーのCalDAVのURLが変更されたことで一部使用が変更されたようです。最近Lightningとの同期が全くできなくなった ので試してみたのですが、どうもLightning2.6にバグがあるようで相変わらず同期がうまく取れません。これらの問題は Lightning2.6.1で修正予定のようで、アップデートされたらまた新しく記事を投稿したいと思います。

■CalDAVのURL

 Lightningでカレンダーを追加するまでに、まずはGoogleカレンダーと同期するためのURLを取得する必要があります。
 CalDAV形式のURLは下記のURLと「カレンダーID」を組合せることで取得することができます。カレ ンダーIDはデフォルトのものはGmailのアドレスと同一「<アカウント>@gmail.com」で、追加したカレンダーに関しては 「<長い英数字>@group.calendar.google.com」となります。
https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
 カレンダーIDはGoogleカレンダーの設定を見ると確認することができますが、カレンダーの設定の下図の場所をクリックすることで「ICAL」のURLをクリップボードにコピーすることができます。
図の場所をクリックする
出てきたURLを右クリックして「URLをクリップボードにコピーする」
 次にコピーしてきたURLを以下のように変更することで比較的簡単にCalDAVのURLを入力できます。
変更前: https://www.google.com/calendar/ical/[カレンダーID]/public/basic.ics
変更後: https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
予めテキストエディタなどでURLを準備しておくと、楽にカレンダーが追加できると思います。

■作業手順

 同期する方法にはいくつかあるようですが、ここでは「CalDAV」フォーマットを使った同期の方法について説明します。
 ここからは、Lightningの説明になります。

Lightningの使い方

 Lightningの使い方がわからない方はこちらを参考にしてください。
  1. 新しいカレンダーを追加して、「ネットワークのサーバに保存する」を選択する
  2. 次にフォーマットに「CalDAV」を選択して、場所に先ほどの「CalDAV」のURLを入力します
  3. 次へを押して同期が始まると、Googleアカウントとパスワードの入力を求められるので入力すると設定完了です。

■注意

  • この方法では一つのGoogleアカウントのカレンダーしか扱うことができません。もし複数のアカウントのカレンダーを管理したい場合は、カレンダーの共有設定で代表になるアカウントを登録しておく必要があります。
  • 現在のところテスト段階のようでうまくいかないこともあるようです。
  • TODOに関しては同期が取れないようです。 
  • 一部のアドオンと競合して同期がとれないことがあるようです。確認が取れているのは「MinimizeToTray」です。

■参考

Googleカレンダー - CalDAV スタート ガイド

2013/6/19 次の内容を変更しました

  • 「CalDAVのURL」の説明を「作業手順」の前に移動し、一部説明文を変更しました。 

2013/6/24 次の内容を変更しました

  • 「注意」 に一部のアドオンで競合が発生することについて追記しました。

2013/10/2 次の内容を変更しました

  • 「新しい同期の方法」を追加しました。

2012年9月11日火曜日

Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない場合の対処法

 Thunderbirdのゴミ箱が消えて困っている人が意外に多いようで、ゴミ箱の復元方法についての記事のアクセス数が伸びているので、何気なくゴミ箱の復元方法について検索してみたところ、もっと簡単な方法があるようですので紹介しておきます。

■症状

  • メッセージの削除ができない(「Delete」キーもメニューの「メッセージの削除」も無反応)
  • アカウント内にゴミ箱が無い

■原因

Thunderbirdのゴミ箱は「Trash」と「Trash.msf」という2つのファイルから構成されています。このうち「Trash」がデータの実体で「Trash.msf」はインデックスの役割を果たしています。
この症状ではデータ本体の「Trash」が破損している、もしくは消えてしまっているため起こるようです。

■対処方法 

 対処法の手順は次の通りです。

  1. ゴミ箱が消えたアカウント名で右クリックする
  2. メニューから「新しいフォルダ」を選ぶ
  3. アカウントのコンテキストメニューから「新しいフォルダ」を選択する
  4. 名前に「trash」と入力して「フォルダを作成」ボタンを押す
  5. 名前に「trash」と入力してフォルダを作成する
例では「ローカルフォルダ」になっていますが、ゴミ箱が消えたアカウントを適所選択してフォルダを作成します。

■注意

 当方の環境(Thunderbird15.0.1)では問題なく復旧することが確認できましたが、不安な場合バックアップなどを作成してから作業するようにしてください。

■参照元

この投稿を書くにあたって参考にさせていただきました。
Thunderbird から「ごみ箱」が消えた時の対処法

2012年6月1日金曜日

Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない

 Thunderbirdでメッセージを削除しようと、「Delete」キーを押してもメニューの「メッセージの削除」を選択しても何も反応せず、メッセージを別のフォルダに移動したりメールの送受信などは問題なく行えるような事があります。
 この症状、ゴミ箱のファイル"Trash”が破損していることが原因なのですが、そもそもゴミ箱フォルダが表示されないためフォルダの修復が使えません。
 そんなときの対処法を以下にまとめます。
ゴミ箱の復元方法についてもっと簡単な方法がありましたので、まずはこちらを試してください。
Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない場合の対処法

■症状

  • メッセージの削除ができない(「Delete」キーもメニューの「メッセージの削除」も無反応)
  • アカウント内にゴミ箱が無い

■原因

Thunderbirdのゴミ箱は「Trash」と「Trash.msf」という2つのファイルから構成されています。このうち「Trash」がデータの実体で「Trash.msf」はインデックスの役割を果たしています。
この症状ではデータ本体の「Trash」が破損している、もしくは消えてしまっているため起こるようです。

■対処方法

プロファイル内のアカウントフォルダからゴミ箱の情報(「Trash」及び「Trash.msf」)を削除する。
  1.  Thunderbirdのアカウント設定からメールの保存先のパスをコピーする
  2. アカウント設定のサーバ設定の右下の方にメールの保存場所があります。
    アカウント設定
  3. Thunderbirdを終了しエクスプローラを開く
  4. ファイルを削除する前にThunderbirdを終了しておいてください。
  5. エクスプローラのアドレスにコピーしたパスを入力する
  6. エクスプローラを開いて「アドレス」に先ほどコピーしたパスを入力する。
    ※エクスプローラは[Windowsキー]+[E]で開くことができます
    エクスプローラ
  7. ゴミ箱のファイルを削除してThunderbirdを起動する
  8. Trash及びTrash.msfの二つのファイルを消して、Thunderbirdを起動するとゴミ箱が復活します。

■注意事項

  • この対処法ではデータ本体を削除しますのでゴミ箱の中身は戻ってきませんので注意してください。
  • ファイルを直接扱うため自信の無い方はバックアップなどしてから行ってください。
  • この方法では復旧しないことがあるようです。復旧しなかった場合の対処法については後日投稿する予定です。

2012年4月25日水曜日

Acrobatで印刷ダイヤログが開かない

AcrobatやAdobeReaderで印刷しようとすると下のようなエラーが出て印刷ダイヤログが出ないことがあります。
 通常はメッセージにあるようにプリンタドライバがインストールされていない事が原因なのですが、ネットワークプリンタを使用していて且つその名前を変えた場合にも同じメッセージが出てくることがあります。
 プリンタもインストールされており印刷プレビューも見れるため原因が分かりにくいが、通常使うプリンタが何らかの原因によって接続できない場合も同様のエラーを出すようです。

■エラーメッセージ

「ページ設定やドキュメントの印刷など、プリンタ関連の操作を行う前に、プリンタをインストールする必要があります。」
(Before you can perform printer-related tasks such as page setup or printing a document, you need to install a printer.)

■症状

  • 印刷プレビューは見れる
  • 印刷設定のダイヤログは開き別のプリンタを選択してもエラーが解消されない
  • 一つ以上のプリンタがインストールされている

■原因

 エラーの原因は 「通常使うプリンタ」に設定されているプリンタがネットワークプリンタで、且つそのプリンタの共有名を変更した事によるものでした。
 通常使うプリンタに接続できないとエラーを出してプリンタダイヤログが開かなくなるため、別のプリンタに切り替えることもできなくなっていたようです。ただ、予め印刷設定によってプリンタを変えた場合もエラーが改善されないところを見ると、「通常使うプリンタ」に対して何らかの特殊な処理がなされているのかもしれません。

■解決方法

 使用できるプリンタを「通常使うプリンタ」に設定しなおす。

2012年2月17日金曜日

既定のブラウザ(メールクライアント)の設定が毎回出てくる

 ブラウザやメールクライアントにMicrosoft製の製品以外を使用していると、まれに既定のブラウザやメールクライアントの設定を毎回聞いてくることがあります。
 この不具合による問題点と解決方法を以下に説明します。

■問題点

このような症状が出ている場合、次のような問題も発生します。
  • 毎回既定の設定を聞いてくる
  • アプリケーションからメールに添付して送信しようとするとエラーになる、もしくはOutlookExpressが起動する
  • アプリケーションからURLを開こうとするとエラーになる、もしくはInternetExplorerが起動する

■解決方法

次の設定を行うことで既定のブラウザやメールクライアントを変更することができます。
  • Windows XP

  1. コントロールパネルを開き「プログラムの追加と削除」を起動します。
  2. ダイヤログの左端にある「プログラムのアクセスと既定の設定」を選択します。
  3. 右の枠から「カスタム」を選択して、既定のブラウザやメールクライアントにチェックを付けます。
  • Windows Vista/7

  1. スタートメニューから「既定のプログラム」を選択し「コントロールパネル」の「既定のプログラム」を開きます。
  2. 次に「プログラムのアクセスとコンピュータの既定の設定」を選択します。
  3. 「カスタム」を選択して、既定のブラウザやメールクライアントにチェックを付けます。 

■参考資料

Thunderbirdの索引ファイル(msf)の破損について

Thunderbirdを使用していると稀にmsfファイルが破損したので修復をしてください。という類のメッセージが表示されることがあります。
これが表示されると受信ファイルなどの内容が表示されないなどの問題が出て非常に使い勝手が悪い・・・

また、msfファイルが破損していると内容が表示されないまでも、Thunderbird全体のパフォーマンスが落ちるなどの不具合もあるようです。

これの対処方法について説明します。

■症状

 Thunderbirdを起動すると、次のようなメッセージが表示される?
症状を確認していないためダイヤログの画像はありません・・・

■対処方法

問題の発生したフォルダのプロパティを表示して、「フォルダを修復(R)」ボタンを押すだけ。

■注意事項

 フォルダの修復を実行すると、メールの重要度やスターマークなどの情報が失われるらしいので注意してください。確認した限りではそれらの情報は失われてませんでしたが・・・