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2015年1月13日火曜日

Thunderbirdでフォルダペイン以外が表示されないときの対処法

Thunderbirdを使っているとごくまれにフォルダペイン以外が全く表示されなくなることがあります。
その問題の対処方法について説明します。

症状

フォルダペインに受信フォルダなどは表示されるものの、それらを選択してもメール一覧が表示されない。
一見、受信メールなどがすべて消えたかのような状態になります。

原因

アドオンファイルの破損。
今回確認したのはカレンダーの管理プラグインである「Lightning」の破損でした。

対処方法

アドオンが破損するとアドオンの画面も表示されなくなります。
  1. 「SHIFT」キーを押しながらThunderbirdを起動する。
  2. 次のダイヤログが表示されるので「セーフモード」で起動する
  3. アドオンを一つずつチェックを入れながら通常起動する
  4. 動作を確認し問題を確認したらチェックを付けたアドオンを削除する
上記作業の1~4を繰り返して問題のあるアドオンを削除していきます。必要なアドオンであれば再インストールしてください。

参考資料

Thunderbirdのセーフモード

2013年10月7日月曜日

Lightning2.6とGoogleカレンダーの同期

 以前公開したThunderbird+LightningとGoogleカレンダーの同期の方法ですが、GoogleのCalDAVアドレスの仕様が変更されているようです。
 ある日突然カレンダーの同期ができなくなり、たまに同期がとれなくなることがあったのでまたそれだろうと思い4、5日放置していたのですが一向に改善される様子もないので、いろいろと調べてみると、どうもGoogleのCalDAVの仕様が変更されたらしいということがMozillaのブログに公開されていました。
 ここの説明では、新しいCalDAVのURLに変更する方法が紹介されています。

■対象

  • Thunderbird バージョン24以降
  • Lightning バージョン2.6以降

■新しいCalDAVのURL

 新しいCalDAVのURLは次の通りです。
https://apidata.googleusercontent.com/caldav/v2/[カレンダーID]/events
 カレンダーIDにはデフォルトのカレンダーではGmailのアドレスと同一「<アカウント>@gmail.com」のものが利用されます。新たに追加したカレンダーに関しては 「<長い英数字>@group.calendar.google.com」となります。
 カレンダーIDはGoogleカレンダーの設定を開くと下図の位置に表示されています。
カレンダーIDの場所
 Gmailアドレスが「abc@gmail.com」だった場合、CalDAVのURLは次のようなアドレスになります。
https://apidata.googleusercontent.com/caldav/v2/abc@gmail.com/events

■問題点

 この記事の執筆時(2013年10月7日)の状態では、Lightningに問題があるためCalDAVによる同期が実質的に利用できない状態になっています。
 このことについてはMozillaZine.jpのフォーラムで取り上げられており、一応修正パッチもリリースされているようです。
 とりあえずパッチの当て方が面倒そうだったので手動でパッチを当てたところ、現時点では正常にカレンダーが見れる状態になっています。親切な方がすでにパッチを当てたソースも公開されていますが最悪動作しなくなりますので、パッチを当てたりソースを置き換えたりするのが難しい方は無理せずバージョンアップを待ったほうが無難だと思われます。

■参考

Mozilla Calendar Project Blog
Google Developper's

2013年5月22日水曜日

Thunderbirdのアカウントが破損したときの対処法

 Thunderbirdのアカウント情報が破損すると、送受信メールや設定内容がすべて削除されたような状態になります。
 ここでは破損したプロファイル情報の復旧方法の一つを説明します。

■症状

 起動したときにアカウントの作成を求められ、送受信したメールの履歴やアカウントの設定が初期化されたような状態になります。
起動すると初期状態に戻っている

■原因

 アカウント情報が保存されている"prefs.js"ファイルが何らかの事象によって破損することで発生するようです。"prefs.js"ファイル内を見ると、アカウントに関する情報が欠落していることがわかります。
 ファイルが破損する原因については不明です。

■条件

  • ”%AppData%\Thunderbird\Profiles"以下にある破損したアカウント設定ファイル"prefs.js"のバックアップがあること
  • 初期化された原因が"prefs.js"の破損であること
    "prefs.js"ファイルを開いて次の行があるかどうかで程度判断できると思います。
    user_pref("mail.server.server〇.name", "〇〇〇〇");
    ※ "prefs.js"を開いた際に内容を変更しないよう注意してください。

■対処法

  1. Thunderbirdを終了させます。
  2. 次のフォルダにある"prefs.js"ファイルを、正常に動作していた時のバックアップファイルと置き換えるます。
  3. %AppData%\Thunderbird\Profiles\<プロファイルフォルダ>
  4. Thunderbirdを起動させます。

■注意

 ここでの対処法はThunderbirdのアカウント設定情報が保存されている、"prefs.js"ファイルを正常な時にバックアップしたファイルに置き換えるという方法をとります。
 必ず成功するということでもないようですので事前にバックアップを取ってから作業するようにしてください。

2012年10月2日火曜日

ThunderbirdのLightningでGoogleカレンダーを同期する方法

 Lightningは、Thunderbird内で予定管理ができる便利なアドオンですが、これをさらに便利にするためにGoogleのカレンダーと同期する方法について説明します。
 Googleカレンダーと同期することで職場や自宅、スマートフォンなどで同じ予定を使うことができるのとても便利になります。

■新しい同期の方法

 GoogleカレンダーのCalDAVのURLが変更されたことで一部使用が変更されたようです。最近Lightningとの同期が全くできなくなった ので試してみたのですが、どうもLightning2.6にバグがあるようで相変わらず同期がうまく取れません。これらの問題は Lightning2.6.1で修正予定のようで、アップデートされたらまた新しく記事を投稿したいと思います。

■CalDAVのURL

 Lightningでカレンダーを追加するまでに、まずはGoogleカレンダーと同期するためのURLを取得する必要があります。
 CalDAV形式のURLは下記のURLと「カレンダーID」を組合せることで取得することができます。カレ ンダーIDはデフォルトのものはGmailのアドレスと同一「<アカウント>@gmail.com」で、追加したカレンダーに関しては 「<長い英数字>@group.calendar.google.com」となります。
https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
 カレンダーIDはGoogleカレンダーの設定を見ると確認することができますが、カレンダーの設定の下図の場所をクリックすることで「ICAL」のURLをクリップボードにコピーすることができます。
図の場所をクリックする
出てきたURLを右クリックして「URLをクリップボードにコピーする」
 次にコピーしてきたURLを以下のように変更することで比較的簡単にCalDAVのURLを入力できます。
変更前: https://www.google.com/calendar/ical/[カレンダーID]/public/basic.ics
変更後: https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
予めテキストエディタなどでURLを準備しておくと、楽にカレンダーが追加できると思います。

■作業手順

 同期する方法にはいくつかあるようですが、ここでは「CalDAV」フォーマットを使った同期の方法について説明します。
 ここからは、Lightningの説明になります。

Lightningの使い方

 Lightningの使い方がわからない方はこちらを参考にしてください。
  1. 新しいカレンダーを追加して、「ネットワークのサーバに保存する」を選択する
  2. 次にフォーマットに「CalDAV」を選択して、場所に先ほどの「CalDAV」のURLを入力します
  3. 次へを押して同期が始まると、Googleアカウントとパスワードの入力を求められるので入力すると設定完了です。

■注意

  • この方法では一つのGoogleアカウントのカレンダーしか扱うことができません。もし複数のアカウントのカレンダーを管理したい場合は、カレンダーの共有設定で代表になるアカウントを登録しておく必要があります。
  • 現在のところテスト段階のようでうまくいかないこともあるようです。
  • TODOに関しては同期が取れないようです。 
  • 一部のアドオンと競合して同期がとれないことがあるようです。確認が取れているのは「MinimizeToTray」です。

■参考

Googleカレンダー - CalDAV スタート ガイド

2013/6/19 次の内容を変更しました

  • 「CalDAVのURL」の説明を「作業手順」の前に移動し、一部説明文を変更しました。 

2013/6/24 次の内容を変更しました

  • 「注意」 に一部のアドオンで競合が発生することについて追記しました。

2013/10/2 次の内容を変更しました

  • 「新しい同期の方法」を追加しました。

2012年9月24日月曜日

ThunderbirdでGmailを使う方法

 ご存知の方が多いと思いますが、Gmailとは検索大手のGoogleが運営するフリーメールで、10GBという大容量のメールが保管できる便利なWEBサービスです。
 ここではそのGmailのメールアカウントを使って、普段使い慣れているThunderbirdから他のメールと同じように送受信する方法について説明します。

■説明

アカウントの追加方法について説明します。
  1. メニューの「ツール - アカウント設定」を開く

  2. 「アカウント設定」の左下にある「アカウント操作」をクリックして、「メールアカウントの追加」を選択する

  3. 名前、Gmailメールアドレス、メールのパスワードを入力して「続ける」をクリックする
  4. 「あなたのお名前」にメール送信時に表示される氏名、「メールアドレス」にGmailのアドレス、「パスワード」にはGmailアドレスのパスワードを入力して「続ける」ボタンをクリックします。

  5. 内容を確認して「完了」をクリックする
  6. 内容はほぼ自動で設定されますが、一応受信サーバが「IMAP」になっていることを確認してください。問題が無ければ「完了」をクリックします。

■注意

 ここで説明している方法では、受信サーバのプロトコルにIMAPを使用しています。通常、POP3のように受信したメールがサーバから削除されることはなく、Thunderbirdでメール受信後もWEB上のGmailから受信メールを確認することができます。ただし、Thunderbird上の受信トレイのメールを削除するとWEB上のGmailからも同じく削除されますので注意してください。

■IMAPとは

IMAPについて簡単に説明します。
一般的に受信サーバにはPOP3を使用されることが多いですが、POP3は基本的に受信メールをすべて端末(主にPC)にコピーして端末でメールを管理するのに対し、IMAPはサーバ上にメールを残してそれを管理するようになります。
簡単に言うとWEBメールを使用している感じになります。

内容はかなり要約していますので、詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
ウィキペディア IMAP

2012年9月11日火曜日

Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない場合の対処法

 Thunderbirdのゴミ箱が消えて困っている人が意外に多いようで、ゴミ箱の復元方法についての記事のアクセス数が伸びているので、何気なくゴミ箱の復元方法について検索してみたところ、もっと簡単な方法があるようですので紹介しておきます。

■症状

  • メッセージの削除ができない(「Delete」キーもメニューの「メッセージの削除」も無反応)
  • アカウント内にゴミ箱が無い

■原因

Thunderbirdのゴミ箱は「Trash」と「Trash.msf」という2つのファイルから構成されています。このうち「Trash」がデータの実体で「Trash.msf」はインデックスの役割を果たしています。
この症状ではデータ本体の「Trash」が破損している、もしくは消えてしまっているため起こるようです。

■対処方法 

 対処法の手順は次の通りです。

  1. ゴミ箱が消えたアカウント名で右クリックする
  2. メニューから「新しいフォルダ」を選ぶ
  3. アカウントのコンテキストメニューから「新しいフォルダ」を選択する
  4. 名前に「trash」と入力して「フォルダを作成」ボタンを押す
  5. 名前に「trash」と入力してフォルダを作成する
例では「ローカルフォルダ」になっていますが、ゴミ箱が消えたアカウントを適所選択してフォルダを作成します。

■注意

 当方の環境(Thunderbird15.0.1)では問題なく復旧することが確認できましたが、不安な場合バックアップなどを作成してから作業するようにしてください。

■参照元

この投稿を書くにあたって参考にさせていただきました。
Thunderbird から「ごみ箱」が消えた時の対処法

2012年6月1日金曜日

Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない

 Thunderbirdでメッセージを削除しようと、「Delete」キーを押してもメニューの「メッセージの削除」を選択しても何も反応せず、メッセージを別のフォルダに移動したりメールの送受信などは問題なく行えるような事があります。
 この症状、ゴミ箱のファイル"Trash”が破損していることが原因なのですが、そもそもゴミ箱フォルダが表示されないためフォルダの修復が使えません。
 そんなときの対処法を以下にまとめます。
ゴミ箱の復元方法についてもっと簡単な方法がありましたので、まずはこちらを試してください。
Thunderbirdのゴミ箱が消えてメールが削除できない場合の対処法

■症状

  • メッセージの削除ができない(「Delete」キーもメニューの「メッセージの削除」も無反応)
  • アカウント内にゴミ箱が無い

■原因

Thunderbirdのゴミ箱は「Trash」と「Trash.msf」という2つのファイルから構成されています。このうち「Trash」がデータの実体で「Trash.msf」はインデックスの役割を果たしています。
この症状ではデータ本体の「Trash」が破損している、もしくは消えてしまっているため起こるようです。

■対処方法

プロファイル内のアカウントフォルダからゴミ箱の情報(「Trash」及び「Trash.msf」)を削除する。
  1.  Thunderbirdのアカウント設定からメールの保存先のパスをコピーする
  2. アカウント設定のサーバ設定の右下の方にメールの保存場所があります。
    アカウント設定
  3. Thunderbirdを終了しエクスプローラを開く
  4. ファイルを削除する前にThunderbirdを終了しておいてください。
  5. エクスプローラのアドレスにコピーしたパスを入力する
  6. エクスプローラを開いて「アドレス」に先ほどコピーしたパスを入力する。
    ※エクスプローラは[Windowsキー]+[E]で開くことができます
    エクスプローラ
  7. ゴミ箱のファイルを削除してThunderbirdを起動する
  8. Trash及びTrash.msfの二つのファイルを消して、Thunderbirdを起動するとゴミ箱が復活します。

■注意事項

  • この対処法ではデータ本体を削除しますのでゴミ箱の中身は戻ってきませんので注意してください。
  • ファイルを直接扱うため自信の無い方はバックアップなどしてから行ってください。
  • この方法では復旧しないことがあるようです。復旧しなかった場合の対処法については後日投稿する予定です。

2012年2月17日金曜日

Thunderbirdの索引ファイル(msf)の破損について

Thunderbirdを使用していると稀にmsfファイルが破損したので修復をしてください。という類のメッセージが表示されることがあります。
これが表示されると受信ファイルなどの内容が表示されないなどの問題が出て非常に使い勝手が悪い・・・

また、msfファイルが破損していると内容が表示されないまでも、Thunderbird全体のパフォーマンスが落ちるなどの不具合もあるようです。

これの対処方法について説明します。

■症状

 Thunderbirdを起動すると、次のようなメッセージが表示される?
症状を確認していないためダイヤログの画像はありません・・・

■対処方法

問題の発生したフォルダのプロパティを表示して、「フォルダを修復(R)」ボタンを押すだけ。

■注意事項

 フォルダの修復を実行すると、メールの重要度やスターマークなどの情報が失われるらしいので注意してください。確認した限りではそれらの情報は失われてませんでしたが・・・