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2017年11月2日木曜日

Windows10でWSUSを使ったWindowsUpdateに失敗する

 WSUSを使って社内のクライアントのWindows Updateを管理していると、Windows7以前のコンピュータでは問題ないのに、Windows10(おそらくWindows8以降、未確認)では更新プログラムのダウンロードに失敗することがあります。

■原因

ダウンロードしたファイルの署名に問題がある。
Windows Updateのログを確認していると、上記のようなログが記録されています。(実際のログは記録をとっていないため失念しました)
通常、WSUSを使ってWindows Updateを管理する場合、GPOを使ってクライアントの設定を一括で変更していると思いますが、次の項目を有効にしている場合に問題が発生するようです。

■改善方法

GPOの次の項目を「無効」または「未構成」にする。
コンピュータの構成
  ポリシー
    管理テンプレート
      Windows コンポーネント
        Windows Update
          イントラネットのMicrosoft更新サービスの保存場所にある署名済み更新を許可する

■備考

 説明を読んでいるといかにも必要そうに見えるんですけど、有効にすると署名の判定で拒否されてダウンロードに失敗するようです。
 しかもWindows7では同じ設定でも問題なくダウンロードされるため有効にしていると原因を突き止めるのが難しくなっています。
 うまくいかない原因の一つと思われますので一度確認してみてください。

■その他

その他にも既存のGPO設定を使っていると、Windows 10で発生する問題について次の記事でまとめています。