Translate

2012年11月30日金曜日

wake on lan が機能しない

Dell Precision T1650のパソコンでOS側のドライバの設定はMagic Packetを受け取るように設定し、なおかつBIOS設定のwake on lan の設定も 『Enabled』に設定しているにもかかわらずMagic Packetを送信しても電源がつかない現象が発生しました。
おかしいと思い、PCのLanポートを見てみると、電源を切った状態でも普通は光っているはずのライトが消えている状態でした。
Dellに問い合わせたところ、BIOS設定の一部分の設定が違う為にこの現象が起こっていました。
以下にそれを記述します。


■原因

  • BIOS設定で『Power Management』という項目の中にある、『Deep Sleep Control』の設定が『Disabled』になっていなかった事。  

■対象

  • Dell Precision T1650

■対処方法

  •  『Deep Sleep Control』の設定を『Disabled』に設定しておく。

おそらくこの『Deep Sleep Control』というのは無駄な消費電力を抑える為のもので、電源を切った際にLanポートなどの周辺機器の機能を切ってしまうという事だと思います。

『Deep Sleep Control』で他の項目を選択している場合、例えば『Enabled in S5 Only』を選択している場合は、シャットダウン状態に移行した際に『Deep Sleep Control』が有効になるという事だと思われます。

wake on lan の機能がうまくいかない場合はチェックするようにしましょう。

2012年11月2日金曜日

Windows7でアプリケーションが「応答なし」になる

 ドメイン環境でWindows7を使用していると、不特定のアプリケーションで「応答なし」となってしまうことがあります。
 特定のアプリケーションやタイミングなどによって起こらず、最終的にログオフか再起動しないと改善しないこの問題について、マイクロソフトに対処方法が掲載されていたので紹介しておきます。

■原因

 ユーザープロファイルのAppDataをリダイレクトしてい場合、MS IME10の辞書ファイルを作成中にフォルダが見つからないと、作成処理がループしてCPUを100%使い切るようです。

■対象

  • Windows Vista 以降
  • Windows Server 2008 以降

■対処方法

 次のフォルダを作成することで改善されます。
%AppData%\Microsoft\IMJP10
 グループポリシーのログオンスクリプトなどで次のコマンドを実行することで、自動的にフォルダを作成することができます。また、ポリシー適用の範囲をWindowsVista以降にすることで、不要なフォルダの作成も防ぐこともできます。
md "%AppData%\Microsoft\IMJP10"

■参照元

フォルダリダイレクト環境にて Microsoft IME を利用するアプリケーションが応答しなくなる