Lightningは、Thunderbird内で予定管理ができる便利なアドオンですが、これをさらに便利にするためにGoogleのカレンダーと同期する方法について説明します。
Googleカレンダーと同期することで職場や自宅、スマートフォンなどで同じ予定を使うことができるのとても便利になります。
■新しい同期の方法
GoogleカレンダーのCalDAVのURLが変更されたことで一部使用が変更されたようです。最近Lightningとの同期が全くできなくなった
ので試してみたのですが、どうもLightning2.6にバグがあるようで相変わらず同期がうまく取れません。これらの問題は
Lightning2.6.1で修正予定のようで、アップデートされたらまた新しく記事を投稿したいと思います。
■CalDAVのURL
Lightningでカレンダーを追加するまでに、まずはGoogleカレンダーと同期するためのURLを取得する必要があります。
CalDAV形式のURLは下記のURLと「カレンダーID」を組合せることで取得することができます。カレ
ンダーIDはデフォルトのものはGmailのアドレスと同一「<アカウント>@gmail.com」で、追加したカレンダーに関しては
「<長い英数字>@group.calendar.google.com」となります。
https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
カレンダーIDはGoogleカレンダーの設定を見ると確認することができますが、カレンダーの設定の下図の場所をクリックすることで「ICAL」のURLをクリップボードにコピーすることができます。
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図の場所をクリックする |
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出てきたURLを右クリックして「URLをクリップボードにコピーする」 |
次にコピーしてきたURLを以下のように変更することで比較的簡単にCalDAVのURLを入力できます。
変更前: https://www.google.com/calendar/ical/[カレンダーID]/public/basic.ics
変更後: https://www.google.com/calendar/dav/[カレンダーID]/events
予めテキストエディタなどでURLを準備しておくと、楽にカレンダーが追加できると思います。
■作業手順
同期する方法にはいくつかあるようですが、ここでは「CalDAV」フォーマットを使った同期の方法について説明します。
ここからは、Lightningの説明になります。
Lightningの使い方
Lightningの使い方がわからない方はこちらを参考にしてください。
- 新しいカレンダーを追加して、「ネットワークのサーバに保存する」を選択する
- 次にフォーマットに「CalDAV」を選択して、場所に先ほどの「CalDAV」のURLを入力します
- 次へを押して同期が始まると、Googleアカウントとパスワードの入力を求められるので入力すると設定完了です。
■注意
- この方法では一つのGoogleアカウントのカレンダーしか扱うことができません。もし複数のアカウントのカレンダーを管理したい場合は、カレンダーの共有設定で代表になるアカウントを登録しておく必要があります。
- 現在のところテスト段階のようでうまくいかないこともあるようです。
- TODOに関しては同期が取れないようです。
- 一部のアドオンと競合して同期がとれないことがあるようです。確認が取れているのは「MinimizeToTray」です。
■参考
Googleカレンダー - CalDAV スタート ガイド
2013/6/19 次の内容を変更しました
- 「CalDAVのURL」の説明を「作業手順」の前に移動し、一部説明文を変更しました。
2013/6/24 次の内容を変更しました
- 「注意」 に一部のアドオンで競合が発生することについて追記しました。
2013/10/2 次の内容を変更しました