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2014年1月20日月曜日

Word2010・2013が遅い時の対処方法

 MS Word 2010・2013を使用していて数ページ程度の文章を書く分には問題がないのですが、十ページ以上の文章で且つ表などを使用すると異常なほど遅くなってきて使い物にならなくなることがあります。
 この現象の原因と改善方法について説明します。

症状

表を作成して文字を入力したり、特にコピーした文字を張り付けると数秒間フリーズする。
全体的に表示速度が遅くなり、マウスホイールなどでスクロールしたり拡大縮小すると急激に移動したり倍率が変更される。

原因

 Word2007から採用された新機能(拡張子「docx」のファイル形式で保存される)を使用することによって発生する。

弊害

この対処方法に対する弊害として新しく追加された機能が使用できなくなります。
この一例として次のようなものがあります。
  • SmartArt
  • 新しい形式の表
  • 新しい形式の図形
  • 新しい形式に数式
このほかにも存在すると思いますが、個人的にまったく使用しないため不明ですので、使用状況に合わせて確認してください。

対処方法

ファイルの保存時にファイルの種類で「Word97-2003文章」選択して保存することで対処できます。

ファイル保存時に変更する

 ファイル名を付けて保存する際に、ファイルの種類から「Word97-2003文章(*.doc)」を選択して保存します。
ファイル保存ダイヤログ

標準の保存形式を変更する

リボンから「ファイル → オプション」を選択しオプションダイヤログを表示し、保存の中にある標準のファイル保存形式から「Word97-2003文章(*.doc)」を選択する。
オプションの設定
別の問題この対処法をとっていてもWordを使用していると急に遅くなることがあります。これについては別の投稿で説明します。