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2013年5月22日水曜日

Thunderbirdのアカウントが破損したときの対処法

 Thunderbirdのアカウント情報が破損すると、送受信メールや設定内容がすべて削除されたような状態になります。
 ここでは破損したプロファイル情報の復旧方法の一つを説明します。

■症状

 起動したときにアカウントの作成を求められ、送受信したメールの履歴やアカウントの設定が初期化されたような状態になります。
起動すると初期状態に戻っている

■原因

 アカウント情報が保存されている"prefs.js"ファイルが何らかの事象によって破損することで発生するようです。"prefs.js"ファイル内を見ると、アカウントに関する情報が欠落していることがわかります。
 ファイルが破損する原因については不明です。

■条件

  • ”%AppData%\Thunderbird\Profiles"以下にある破損したアカウント設定ファイル"prefs.js"のバックアップがあること
  • 初期化された原因が"prefs.js"の破損であること
    "prefs.js"ファイルを開いて次の行があるかどうかで程度判断できると思います。
    user_pref("mail.server.server〇.name", "〇〇〇〇");
    ※ "prefs.js"を開いた際に内容を変更しないよう注意してください。

■対処法

  1. Thunderbirdを終了させます。
  2. 次のフォルダにある"prefs.js"ファイルを、正常に動作していた時のバックアップファイルと置き換えるます。
  3. %AppData%\Thunderbird\Profiles\<プロファイルフォルダ>
  4. Thunderbirdを起動させます。

■注意

 ここでの対処法はThunderbirdのアカウント設定情報が保存されている、"prefs.js"ファイルを正常な時にバックアップしたファイルに置き換えるという方法をとります。
 必ず成功するということでもないようですので事前にバックアップを取ってから作業するようにしてください。

2013年5月9日木曜日

Windows7のショートカットの名前が~(2)になる

 スタートメニューやタスクバーにショートカットを登録する機能は、常に使うアプリケーションが同じ場所に表示されるので非常に便利で使いやすいです。
 筆者もシステム管理をする関係で非常に多くの種類のアプリケーションを使うので、タスクバーに15個程、スタートメニューに10個程を登録しています。 非常に便利な機能なのですがごくまれに問題を起こします。

 それが今回紹介するショートカットの名前になぜか「(2)」が追加されます。中の数字は3以上になることもあるようです。

■症状

 ユーザーが登録したスタートメニューやタスクメニューのショートカット名に「(2)」が追記される。たとえば「メモ帳」の場合、「メモ帳(2)」となる。

■原因

 同じ名前のショートカットが2つ以上登録されると、名前が重複しないようにショートカット名の後ろに自動的に「(2)」「(3)」…といった具合で数字が追記されるようになっています。
 何らかの原因でショートカットが表示されなくなり、さらにショートカットを登録すると上記のルールにのっとって「(2)」が追記されます。
 ちなみに、ショートカットが表示されなくなる原因については不明です。自宅のPCでは発生したことがないことから、ドメインがらみのリダイレクションなどが関係している可能性があります。

■解決方法

 解決方法は次の場所から表示されなくなったショートカットを削除して、ショートカットを再登録することで解決します。
 登録されている場所は、WindowsXPでクイックメニューのショートカットが登録されていたところに近いですが、また仕様が変更されているようです。

スタートメニューのショートカットの場所

%AppData%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\StartMenu

タスクバーのショートカット場所

%AppData%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar
  1. ショートカットが保存されている場所をエクスプローラで開く
    上記の場所をエクスプローラにコピー・ペーストすると簡単です
  2. スタートメニューやタスクバーに表示されないショートカットを選択して削除する
  3. スタートメニューからショートカットを再作成する